モハラジオゲットだぜ!!!
冒頭から取り乱しました。みなさんこんにちは、ごたんのです。
今回はコイルを用いた収録機材を自作してみました。
作り方は既に多くの方がブログ等に載せていらっしゃるので、ここでは実際に使用して良かった点、悪かった点を実録音声を用いてご紹介していきます!!
突然ですが、みなさんは電車に乗っていてこう思ったことはありませんか??
電車の空調がうるさくて放送が聞こえねえよ!
音鉄以外の人はあまり気にしていないことだとは思いますが、音鉄からすると、これは非常に重要なことで多くの方が頭を抱えている問題なのです。
そんな難問を解決してくれるかもしれない魔法のアイテムが、こちらでご紹介するコイルを使用したマイクなんです。
とはいってもいちいちコイルを使用したマイクといっていたら長いのでここでは"モハラジオ"という表記をしますね。(厳密にはマイクではなく、モハラジオと原理は同じであるため)
ここまで色々と書いてきましたが何故私がモハラジオをこのタイミングで制作したのか。それはズバリ、
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空調音を避けたい
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走行音被りで音声が没になるのを防ぎたい
この2点が主な理由です。
私は東急線をメインに収録しているのですが、困ったことに田園都市線には空調がうるさい電車が来て指向性スピーカーが使用されている駅が多い、かつ音量が小さいというまるで音鉄泣かせの路線なんですね。
しかも、田都の車両事情は走行音がうるさい電車を置き換えたはずなのに、空調音のせいで音鉄からしたら何も変わっていないというなんとも皮肉な結果に。
この問題はモハラジオで解決するしかありません!
ということで思い切って制作することにしました。
冒頭に実録音声を用いてメリット、デメリットを述べると書きましたが、ここからはモハラジオを使用して収録した音声をいくつか載せていきます。
まずは新三郷駅です。
さっきまで東急のことを語っていたのになぜJRなのか?
それはこの駅のスピーカーが指向性(JVC横長型)のもので脇に道路が通っており、通常のマイクであると雑音が入りやすく、やや環境が悪いという特徴があるからです!
(本当は東急まで行くのがめんどくさかったから)
早速音声をお聞きいただきましょう!
普段使用しているマイク(TASCAM DR-05+SONY MS907)で収録した音声がこちら!
→♪
JVC横長型特有のカサカサした音質ですね。
そして、自作したモハラジオで収録した音声がこちら!
→♪
どうですか??
907にさよならバイバイ、オレはこいつと旅に出る(モハラジオ!)
家に帰って音声を確認しているときは、まさにこんなことを思っていました。
対向ホームに電車がいて空調がついているにも関わらずまったく雑音を拾っていません!
これがモハラジオを使って収録する最大のメリットなんです。
なんだよモハラジオすげーじゃんと私はそう思っていました。
しかし、恐れていた事態は次の収録駅、千葉駅で発生してしまったのです…
それではお聞きいただきましょう、こちらが同日に同じスピーカーを使用している千葉駅7番線で収録した音声です。
※音量注意
→♪
あれれれれ????????
なんとうるさい低音ノイズが被っているではありませんか
いつもいつでもうまくゆくなんて、保証はどこにもないけど(そりゃそうじゃ)
はい、編集中の私にはこんな歌詞が脳裏をよぎりました。
もうお気づきの方もいるでしょう、これがモハラジオを使う最大のデメリットなんです…
せっかく空調や走行音を気にせずに録れると思ったのにこれではまるで意味がありません。
このうるさいノイズの原因はおそらく、駅の照明だと思われます。
このほかにもJVC横長型を使用している駅を中心に何駅か収録してみたのですが、照明とスピーカーが近い駅では悉くこういったノイズが被ってしまうことが判明しました。
私の悩みの原因だった鷺沼駅や梶が谷駅も、ノイズがのってしまい聴くに堪えない音声となってしまいました…
とはいえ、モハラジオの性能は確かなものです!
一発録りには向きませんが、一度試し録りをしておけば、ノイズの有無が判別できるので、もし使用される際はこの点を頭に入れておくとよいと思います。
みんなもモハラジオ、ゲットだぜ!!
ありがとうございました。